你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

中国語五里霧中(その4) 聞く

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※CD読み込みドライブと、使いこんだICレコーダー。

 さて今日は、4技能(読む、書く、聞く、話す)の一つ、聞くです。

 ついに聞くの順番となりましたが、実は私、これが最も苦手で、このテーマについてはまさに五里夢中。何のアドバイスもできそうにありません。そこで、さっさと切り上げるべく……。

 郁乃:あら、幾造(いくぞう)くん、久しぶり。

   最近、どう? 中国語、まだやっているの?

幾造:あっ、郁乃(いくの)さん。お久しぶりです。

   ええ、まだやってます。下手の横好き、病膏肓に入る…。もう7年以上になりま

   すよ。

郁乃:へえ~、もうそんなになるんだ…。中国語って、むずかしいってよく聞くけど、

   どう? どのくらい話せるの? 中国人と話せるようになった?

幾造:いや~、ペラペラというわけにはいきませんね。まだまだ、サバイバル中国語、

   怪しい中国語のレベルですよ。でも、自分が話す前に、中国語を聴き取るのがな

   かなかむずかしくて。

郁乃:でも、なんとかいう中国語の試験をパスしたんでしょ。

幾造:ええ、なんとか…。でもその試験も、聴き取りの科目の点数が悪くて、何度も不

   合格でした。

郁乃:へえ~、そうなの。その聴き取りの試験って、どんな問題が出るの?

幾造:パターンが二つあって、一つは、人物二人による短い会話。例えば、「シートベ

   ルトを締めてください。」に、もう一人が「北京には何時に着きますか?」と答

   えて、問題は、「この会話はどんな場面か」を4択から選ぶとか。もう一つのパ

   ターンは、数百字分のエッセイを聴き取って、「内容に一致するのはどれか」を

   選択させる問題とか。

    短い会話の問題では、出てくる単語がヒントです。場面は一問ごとに、コロコ

   ロ変わります。私、こういう問題が特に苦手なんです。

    ある時の聴き取り試験で一度経験したのが、「何度も聞いたことがある単語な

   のだけれども、肝心の意味がどうしても思い出せない…」。結局、その時の聴き

   取り試験は落ちましたね。我ながら自分の耳と意味のつながりの貧弱さに、愕然

   としてしまいました。がっかり…。年のせいなんでしょうか…。

    聴き取りって、読むのと違ってどんどん消えていくので、一瞬勝負なんです。

   流れに乗れない場合、単語は内容や場面をつかむための大切なヒントなんです

   が、私のレベルだと、目では覚えていても、音では分からない単語も多い。そし

   て聴き取れない単語が増えてくると、どこかで我慢が切れて、「分からない、私

   には何も分からない…」という気持ちに飛んでしまうんです。こうなると、もう

   駄目です。

郁乃:中国人が話す中国語を実際に聴き取るのはどうなの?

幾造:それも、なかなかむずかしいです。CDに吹き込んだ中国語は聞きやすいプート

   ンフア(普通話)ですが、実際の中国語はいろいろな程度の方言であったり、短

   い話し言葉であったりします。この面では、私はまだまだ経験不足ですね。

郁乃:そうなの…。よく分からないけど、なかなか大変そうね、聴き取りって。

   で、普段はどんなことをやってるの?

幾造:最初はNHKのラジオ講座。これは今でも時々聞いています。それから、購入し

   たテキストに付いている吹き込みCDを、ICレコーダーに移して毎晩寝る前に聞

   きます。もっともこれ、中途で寝てしまうことも多いんですが。

    あとは、中国映画や、時々は台湾の連続テレビ劇など。でも、映画の科白は残

   念ながら、ほとんど聴き取れませんね。

郁乃:でも、今度、台湾に勉強しに行くんでしょ?

幾造:はい、聴き取りが特に伸び悩みなので、自分に少し刺激を与えようかと…。

   あまり長い滞在ではないので、ほどほどに期待しています。

郁乃:そうなの。まぁ、行ったら、身体に気をつけて生活してください。帰ってきた

   ら、またいろいろお話を聞かせてね。

幾造:はい、ありがとうございます。

 

 

 私からも、幾造くん、頑張ってください。

 聞くについては、これまでだね。