你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

帰国

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高雄市はMRT「西子湾」駅出口のすぐ前にある快餐(ファーストフード)店。なんと40枚近くのお皿から、より取り見取り。値段もリーズナブル。高雄市民は幸せ者。豪華! 豪華! 好吃 !

 

 さて、日本に戻りました。

 今日は台湾滞在最後の二日間、アパート退去と帰国便搭乗の顛末を報告します。

 

 まず、アパートの退去です。

 3か月住みました。退去の前日まで、台北、高雄と台湾の南北を奔走したため、荷づくりと部屋掃除は最終日の半日勝負となりました。

 部屋掃除はずっと気にかけていたことでした。というのも、入居者が退去する際には部屋(とくにトイレ兼浴室)の清潔度が点検され、あまりにも汚くしている場合には、預けてある保証金から追加掃除料金を差し引く決まりとなっているのです。私は自分がさほど粗末に使ってきた覚えはありませんが、判断するのは管理者側です。油断はできません。

 6時過ぎに起床し、まず荷造り開始。転がすスーツケース、そして背中のデイパックと肩かけパソコン・バッグの3つにまとめていきます。パッキングと同時に、廃棄するものの選別とごみ捨てを進めます。洗濯ものをぶら下げるプラスチックチェーンやトイレの掃除ブラシなど、ほとんど新品ですが捨てます。新規の入居者が十分使えるものですが、今は時間がありません。我ながら、まったくもったいないことをしています。

 来たときより、荷物量が若干増えました。

 約束した最終チェックの3時間前となり、ただちに掃除に移行。机の上、床、浴室、ベランダ。拭き掃除用洗剤を入手することができなかったため、水拭きだけです。

 台湾製カップヌードルで昼食。こういう時でも食べます。そして掃除再開。

 さて、部屋のインターフォンが鳴り、見ると約束の最終チェック時間です。 

 ーー最終チェックは合格で、追加掃除の必要性はなし。未清算の水道代と電気代を支払った後、保証金 (=部屋代1か月分) は全額現金返却となりました。めでたし。

   入居の日に(果たして今夜からここに泊まれるだろうか?)と不安先行で管理室に足を踏み入れたのと比べて、退去の方は想定内の手続きだけでした。

 3時過ぎにはアパートを退去。コンビニでタクシーを呼んで、高鉄台中駅近くのホテルへ。

 

 さて、次の日は6月1日。いよいよ最終日です。台中は小雨。

 ホテルを出て、タクシーで台中駅へ。あっという間に到着。7時48分発の列車に乗るべくプラットホームに出ると、自由席の乗り口位置には、すでに10人以上の客が並んでいます。いやな予感…。列車が到着すると、案の定、空席がわずかです。それも乗り込んだ客でただちに埋まり、結局、私を含めた数人が立ち席となりました。

 車輌の中を見渡すと、近くに座る台湾人のうち、スマホに見入っている者が5人。その画面を見ると、5人中3人がテレビゲーム。一人が漫画。一人が記事読み。

 車両内の電光表示板で「停車駅と到着予定時間」を見ていると、板橋と台北だけです。 私が降りる桃園が登場しません。なぜ?  答え:この列車は快速で、桃園には停車しないのです。ありゃ! しかし、時間はまだ十分あります。焦ることはありません。近くの乗客のおじさんに確かめると、やはり停まりません。「板橋からは8分で台北だ」とのこと。謝謝。台北まで行って戻ることとしました。

 台北駅でプラットホームを移動して、折り返し。今度は問題なく座れます。

 高鉄桃園駅でMRTに乗り換えて空港に到着。

 コンコースに到着して、まずは受託手荷物(☜出発時に航空会社に預ける荷物のこと)であるスーツケースの重さを点検。お試し計りは、広いコンコースの隅にありました。私の事前申告重量は20kgのところ、載せてみた結果は2kgほど超過。このままでは、超過料金の対象です。そこで近くでスーツケースを開け、あれこれ調整。スーツケースと計りを数回往復して、20kg以内に収めました。念のために機内持込手荷物(デイパックとパソコンバッグ)の重さを測ってみると、合わせて10kg弱(☜なお、航空会社が重量を確認するのは、会社のカウンターで受け取る受託手荷物だけです。機内持込手荷物の点検は、空港のセキュリティ・チェックに任せます。私の経験では、空港のセキュリティ・チェックで重量を指摘されたことはありません)。

 気がつくと、もう出発予定時刻の2時間前です。ということは、チェックイン手続きがもう始まっています。私が乗る便の受付デスクは、すぐ近くにありました。

 スーツケースを預け、搭乗券を貰い、これで搭乗手続きは終了です。

 中に入って、まずセキュリティ・チェック。係の小姐は私のパソコンバッグを指して、鋭く一言、「Take out ! 」。パソコンは、バッグから出して見せなければなりません。次は出国審査。担当官との対面方式ではなく、新しい自己申告方式。出国者は自分で左右の人指し指を装置に載せ、それから、パスポートの顔写真ページを装置に読みとらせます。審査方式も、日進月歩で自動化されていくようです。

 手続きはすべて終わりました。待合室に向かう通路で昼食用のパンを買い、残った台湾ドルをすべて日本円に両替。どこの両替店も、対日本円レートはほとんど変わりません。

 搭乗便の待合室まで歩き、空いた席を見つけて座ります。

 パンをかじり、搭乗案内のアナウンスを待ちます。

 ……気がつきました。昨晩から泊まったホテルに、スマホの充電コードを忘れて来ました。

 

 3時間と少しで千歳空港に到着しました。札幌に向かう電車に乗りこみます。

 ベンチ式の座席に座ると、向かい側の大きな車窓から、空が見えます。

 そうだ、4月に帰国した時にも思ったことを、今、また思いますーー

 (北海道の空は広い。深い。大きい。)

 

 

 

 というわけで、日本は北海道に戻りました。

 このブログも、あとは今回の留学のまとめを書いて終えたいと思います。