你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

聽說訓練班

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※市内にある「台湾香蕉新樂園 (バナナ・パラダイス?) 」のレストラン。意外に小さな施設です。内装はご覧のとおり昭和初期の街並みを再現。料理の味はまあまあです。

 

 さて、今日はこのブログの一丁目一番地に立ち戻り、私が履修しているクラスのうち、「聴説訓練」がどんな授業をしているかを紹介しましょう。

  

 「聴説訓練」クラスは、文字どおり聴くと話す、英語ならリスニングとスピーキングを訓練するクラスです。クラスの規模は10数名。国籍はアジアが主で、ほかに欧米組がニ名。能力に応じて9レベルに振り分けられたうち、3から5のレベルにある「中級」相当の学生が参加するクラスです。

 授業の一般的な進行は、だいたい次のようです。

 (1)毎回、老師が新しいテーマを示します。(2)次に、配布資料あるいは投影したネットの画像や動画を使って、そのテーマに関する参考情報を与えます。(3)次に学生は、数名単位のグループに分かれ、テーマに沿って意見交換します。最後に(4)各グループから代表者(一名か二名)が教室の前に出て、意見交換の結果を口頭で発表します。この発表内容に対して、同学が質問することもあります。

 手元の資料をめくりながら、これまで取り上げた(1)のテーマをごく大雑把に列挙すると、

①台湾の生活/あなたの国と違う点、同じ点 ②容姿の表現/アジアと欧米の審美観

③流行/あなたの国で今、何が流行しているか ④私の小さいとき ⑤私の人生計画

⑥同学のための誕生会を企画する ⑦台湾の結婚式紹介 ⑧台湾の第一印象/台湾出身の有名人の印象 ⑨男女の違い (10)画一的な見方 (11)国民性/外国人が知らないこと (12)台湾人の中国語の発音 (13)台湾人にインタビュー

となっています。

 

 ちなみに最後の「インタビュー」は、自分たち学生がふだん疑問に思っている問題を台湾人に直接ぶつけ、その答えを聴いて来る、という課題です(☜これは語学教室の定番課題の一つでもあります)。私の所属したグループで出てきた質問は、①台湾はなぜ外食が多いのか②刺青者を台湾人はどう見ているか③台湾の若者はなぜ、あまり酒を飲まないか 

 いたってバラバラな質問ですが、この課題、実は現在進行中の宿題です。「直接質問して下さい」と言われても、街を行く通行人に聞くわけにはいかず、結局私は、アパートの門衛のおじさんから聴き取ることにしました。

 おじさんの答えは、いたって常識的なものでした。真相はそんなものかもしれません。

 

 この授業では、グループ内の意見交換も発表も当然中国語で、発表者が指名されるのは(☜老師が指名します)直前です。このように「ぶっつけ本番」方式なので、かえってほとんど緊張しません。手持ちの中国語を総動員して、というところです。もっとも、「どうしても説明には必要だが、全然思いつかない」という単語(☜まさにキーワード)も出てくるので、これらはスマホにインストールしてある日中辞典アプリを使って素早く調べ、メモしておきます。

 同学の発表を聴いていると、レベルも発音もいろいろです。趣旨不明確、発音不明瞭な発表も時々あります(☜こうした不完全な発言からでも、老師は素早く発言者の意図を把握し、適宜補足します。それはちょうど、素人には上下左右区別のつかない一片のピースでも素早く見分け、絵柄のなかの正しい位置にぴたりと入れ込む、ジグソーパズルの熟達者を見るような感じです)。そういうわけで、ひとの発表を聞くのは参考になりますが、振り返って自分の発表がどう聞こえるのかも気になります。

 

 私の今回の留学の目標は聴く・話す能力を伸ばすことなので、私としては、この授業 

に最も興味をもって参加しています。

  但し、教師にとっては、準備・進行ともなかなか力量の要る授業です。学生の意欲や乗り具合による部分もあり、当たり外れのある授業、いつもうまく展開するとは限らない授業でもあります。

 

  ところで、本ブログのアップが先日で50本の大台に乗りました。

 始めたときは、まったく予想しなかった本数です(☜何も考えずにスタートしたので)。地味なブログがここまで続くのも、いつも読んでいただいているみなさんのおかげです。こうなった以上は、帰国まで、書いて書いて書き続けるのです。

 そうは言っても、毎回、「今度何を書こうか」はまったく白紙なのですが……。

 

 

 ということで、今日はこれまでだ。