你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

華語文聽力模擬測験

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※ある日の授業の一こま。この日の活動は「誕生会」です。(☝画像は加工してあります) 

  

   さて今日は、本日実施された「華語文聽力模擬測験」を報告します。

  

「華語文聽力模擬測験」のことは、春学期の最初の日に配られた学習計画に載っていたので知っていましたが、どんなものなのかは分かりませんでした。

 台湾では従来から、華語の実力を判定するためにTOCFLという試験を実施しているので、今回はこの学校を試験会場に実施するのかと思ったら、そうではありません。TOCFLは中国語を教える台湾国内の各華語中心のカリキュラムとは無関係に、定期的にいくつかの都市で実施している試験です。受験希望者は、自分でそこまで行って受験しなければなりません。

 

 一方、こちらの「華語文聽力模擬測験」は、私が在籍する華語中心がTOCFLとは別に作成・実施している試験で、毎学期一度、期末試験と同時期に実施しているのだそうです。この試験の成績は期中考や期末考の結果と同じく、その学生の考査対象に含まれます。また、その名称のとおり、その形式は本家のTOCFLを引き継いでいます。

 私は今学期だけ在籍するので、この試験を受けるのは初めてでした。

 「この試験の結果も考査対象に含まれる」と聞いたからといって、しかし、この試験はほとんど予習のしようがありません。一夜漬けで覚えた知識ではなく、身についている安定した実力を測る試験といえましょう。

 

 さて、今日の朝、私が指定された教室に入ると、なんとしたことか、いつもの4級クラスのメンバーが、すでに全員、揃って着席しています。まだ、「この時間までに入室するように」と言われている時刻の10分前なのに、です。こんなことがあるんだ…。

 ふだん、テキストの各課ごとに実施する試験であれば 、遅刻して中途から教室に入ってくる者も珍しくないのに、今日はまったく違います。これまで毎朝のように、遅刻者が金魚の糞よろしく教室に次々と入って来る様子を(またか・またか)と苦々しく見ていた私としては、「なんだ、やればできるじゃないか…」と思うばかりです。

 

 試験は各級別に実施されます。 問題はリスニングが30問(30分)に文章解読が40問(45分)で計75分。回答方式は、70問すべてが4択(4つの候補から正しいものを一つ選ぶ)のマークシートです。100点満点で、配点はリスニングが1問2点、解読が1問1点のようです。

 

 で、時間となって試験がスタートしたわけですが、これがけっこう難しい……。

 前段のリスニング問題は、1問目から「うっ……。今なんつったの?…」状態。分かりません。重量級の先制パンチをドスンとかまされたような気分です。問題は一度しか読まれません。立ち直る間もなく、すぐに二問目。やはり、「分かりません…」。あれよあれよ。30問30分がすぐに終わってしまいました。残念ながらこの30問中、私が自信をもって回答した問題は一問もありませんでした。頭の中には、(3カ月間授業の中国語を聴いてきたにもかかわらず、相変わらずこの程度なのか…)というモヤモヤが充満し、意気があがりません。焼け野原の壊滅状態。

 そうこうしているうちにリスニング問題が終わり、ただちに文章解読に移行です。

 こちらはまぁまぁの難度ですが、後半になると、時間が足りない。最後の数問は解く時間がなくなり、てきとうに回答欄を埋めるだけでした。

 終わると、デキが悪かったせいもあり、ぐったりと疲れてしまいました。

 

 同学たちと顔を見合わせると、教室でいつも隣りに座るべトナム人同学が開口一番、「聽不到(聴き取れない)…」。皆、「やれやれ」という表情です。

 ふだんのテキストに沿った試験とは、各段の差がある試験でした。

 

 明日は春学期の最終日となり、授業は必修クラスの口試と選択の一クラスの筆試です。私のように帰国してしまう者には、テストの結果や学期の評価をどうやって知らせるのでしょうか?

 いずれにしても、私の3カ月の学習はこれで終了です。

 

 

 今日はこれまでだ!