你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

この際まとめて…(4)

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※新光三越台中中港店内の丸亀製麺。注文と会計のシステムは日本と同じです。盛況でした。 日増しに暑くなり、若い女性のホットパンツ姿が増えてきました…。

 

 さて今日は、「この際」シリーズの4回目です。

 

 

 1 「謝謝」を口にするとき

  日本人のあなたにアンケートです。あなたは次のうち、どの場合に「ありがとう」を口にしますか? ☜「ごちそうさま」や「どーも」でも可とします。

①食事後、レストランや食堂を出るとき(店の人に)

②目的地に到着してバスを降りるとき(運転手に)

③コンビニで買い物し、支払いが済んだとき(店の人に)

 では、ここで別にクイズを一つ。これらの質問を日本人にぶつけたとき、最も多い答え

とは、さて何でしょうか?

  分かりません。しかし私の予想では、たぶん「どの場合も黙っている」だと思います。②も、言わない人が多いのではないでしょうか?。特に③は、まず100%の確率で何も言わずに去るでしょう。

 では台湾人の場合、「謝謝」をどんな時に口にするのでしょうか。

 冒頭のアンケートに戻ると、この世の中、絶対はありませんが、①の場合は、ほとんど言います。②の場合は、一部の人が言います。③の場合は、まずだいたい言います。若者より年配者の方が口に出す点は、日本と共通です。

 全体的にみて、「謝謝」を口にする機会は日本の「ありがとう」よりずっと気軽で、ずっと多いと言えます。

 特に③を考えると、コンビニ店で買い物をする日本人は、そもそも従業員と言葉を交わすことをはなから想定していないでしょう。従業員側は応対マニュアル通りに、決まった内容を次々と発話しますが、客は終始むっつり完黙状態。

 私には、台湾のコンビニ店での応対の方が、より自然な関係に思えます。 

 

2 コンビニ

 私の住む近くの飲食店街の一角に、コンビニ2軒が隣どおしで営業しています。最初私は、どちらかが早晩つぶれるのかと見ていたのですが、沒關係、2軒の客入りに甲乙はあるものの、乙の方に閑古鳥が鳴いているわけではありません。それなりにやっています。

 2軒が共倒れせずにやっているのは、この界隈が学生街であることと密接に関係しています。コンビニの周囲はすべて学生用の宿舎で、宿舎の部屋には調理用具が一切ありません(☜台湾では、これが標準です)。だから学生たちは、毎日100%外食です。

 もともとコンビニは売り上げのほとんどが食品ですが、このような地区では特に、弁当を代表とする、すぐ食べられるものの比重が大きいと見ました。

 (☜台湾人男性と結婚したある日本人女性のブログをかつて読んだとき、夫があまりにも炊事ができないことに、この女性があきれた経験が書いてありました。この界隈の学生の食糧調達を見ていると、さもありなんです。ここまでもっぱら「食べる人」でいて、台湾の男性は将来、困ることにならないのでしょうか?)

 店にペットを連れて入るのは禁止ですが、多くの客がこれを無視して一緒に入ります。店の側も、細かく注意することはしません。台湾の飼い犬は大人しいので、中に入れても騒ぐことはないと高をくくっているようです。

 コンビニ店でのバイト代は現在、時給150元から165元程度です。 

 

3 口癖

 授業のなかで「口頭禪(口癖)」という言葉が登場し、老師は学生たちに「あなたの口癖は何か?」を質問していきます。

 これは、やや無茶ぶりです。私にはまだ、パターン化できるほどの発話量がありません。話しているうちに、言葉や表現が見つからず、話がストップし崩れてしまうことがしょっちゅうです。だから私の口癖は、

「應該怎麼說呢(どう言ったらいいか…)?  」

 

4 老人とスマホ

 台湾人とスマホは切っても切れない関係であり、老人たちもスマホを使います。

 日本でならば「電話だけ。メールは駄目です…」とか、「私、スマホはどうも…」とか言いそうな世代が、台湾では気軽にスマホを取り出して使っています。使用する文字はもちろん漢字ですが、そのせいなのかどうか、キーボード入力の代わりに手書き入力を使う台湾人もけっこういます。

 いわゆるガラケー=携帯電話は、私はここで一度も見たことがありません。

 

5 台湾で暮らす選択

 日本人が台湾で生活する事情はさまざまですが、台湾が気に入って、ここで暮らすことを決めた日本人がいます。さまざまな点で、台湾が暮らしやすい場所であることは確かです。また、説明以前に、「台湾が自分の性(しょう)に合う」と感じる人も多くいます。

 華語中心に通う同学のなかにも、今はひとまず中国語をマスターし、その後は台湾で仕事を見つけたいと考える者がいます。また、アジアから来た同学の場合は、アルバイト代を稼ぎながら中国語の習得をめざす者も多くいます。

 一方では、中国語を勉強する同学のなかでも、「貯金がつきた」、あるいは「中国語が頭打ちで…」と言って、静かに帰国する者がいます。☜だいたい先進国の学生ですな。

 台湾で、いろいろな人生のいろいろなステージが交錯しています。

 

 

 今日は日曜日でした。

 暑い。最高気温31℃。体感温度はもっとあります。

 今日から、最後の一週間となります。部屋の掃除もしなければ…。

 

 今日はこれでおしまい。