你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

旧友と再会

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※これが春水堂の「珍珠奶茶」。英語では「タピオカ(キャッサバ澱粉)・パール・ミルクティー」。このタピオカなるもの、太めのストローでつるつると吸い込み、くちゃくちゃ…。その味を何と言ったらいいのか……別にたいした……。

 

 昨日の土曜日は風があり、日曜日の今日は、小雨が降ったりやんだり。おとといまでの天気から一転、肌寒い天気が続きます。

 

 さて今日は、きのうの旧友との再会の一部を報告します。

 

  旧友という言葉は、本来ならばもっと古くから付き合いのある友人を指すのでしょうが、私にとって彼は、やはり旧友です。彼とは、彼が北海道に留学している間に知り合い、数か月の間、中国語と日本語でチャット(=おしゃべり)をした仲です。

 チャットを始めたきっかけは、ある会合の後でした。たまたま残っていた学生風の彼に、私が「中国語で話す相手が、誰かいないだろうか?」と声をかけたところ、意外にも、「私でよければ…」との返事。当方に異存はなく、それじゃ、やってみようか、と翌週から始めました。

(今考えると、どこの馬の骨とも分からないどうしで、よく即断したものです…。)

 

 彼は、台中から来ていた留学生でした。当時学生用の宿舎に住んでいたので、チャットの場所はそこのロビーを借りることとし、週に一回私が通いました。

 日本語と中国語は、時間で切り替える方法をとりました。つまり、最初の1時間は中国語だけ。残りの一時間は日本語だけ。しかし実際には、そううまくはいきません。もともと彼の日本語の方が私の中国語より数段上なので、「中国語の時間」も磁力はどうしても日本語方向に働きます。そこをなんとか、踏みとどまろうとしますが…。

 このチャットは、彼が留学期間を終えて台中に戻る日が来て、数か月で終わりました。その間に、私が「今日はうまく中国語が話せた」と思ったことは、残念ながら一度もありませんでした。それに聴き取りの方も、思ったようには進歩しませんでした。

 私の中国語の方はさておいて、彼は非常に好青年でした。控え目ですが人なつこく、礼儀正しく誠実。若者にあっても不思議ではない、生意気なところがまったくありません。私は彼と知り合いになって、自分が幸運だと思いました。

 

 ひさしぶりに会った彼は、台湾の若者らしく、日本にいた時よりよほど髪を短くしていました。我々は、半年以上の時間をはさんで久しぶりに会い、食事をし、台中駅付近の街を案内してもらい、別れました。

 彼は今のところ、この台湾で唯一、私が個人的に知っている友人です。台中に滞在している間に、もう一度くらいは会いたいものだと思っています。

 

 二人は午前の時間に落ち合ったので、その後、彼に連れて行ってもらった先が、台中駅から近い春水堂創始店(☜「本店」という感じです)でした。

 ここは本日の画像にアップした珍珠奶茶を、台湾で初めてメニューに加えた店として有名です (☜珍珠は今では、どこの飲料店にもあります)。喫茶店にとどまらず、レストランでもあります。私たちが食事する間も、店には次々と多国籍の観光客が訪れ、商売は順調のようでした。

 彼は「日本でお世話になったので…。母からも預かっています。」と言って、幾種類かの料理を注文してくれました。若者に御馳走になるとは思っていなかったのですが、せっかくの好意なので甘えることにしました。

 

 ここでいただいた料理の中に面白いものがあったので、ちょっと寄り道して紹介しておきます。私としては④を除いて初味覚でしたが、これらはいずれも「台湾〇〇グルメ」といったサイトで紹介されているので、興味のある方は検索してみて下さい。(☜「台湾グルメ」はまだまだあります。臭豆腐胡椒餅も、私はまだ食べていません。)

①蘿蔔糕(大根もち):あっさりと口当たりのいい揚げ物。

②豬血餅(もち米と豚血をまぜた餅):名前と見た目が凄いですが、美味しいです。

③雞爪凍(鶏の爪の煮込み):これも見た目にやや引きますが、コラーゲンや軟骨の

 食感が病みつきになるかも。

④茶葉蛋(香辛料を加えた茶で煮た茹で卵):台湾のコンビニなら、どこにでも置いて

 ある味付き卵。

 

 別れてから想い起こすと、彼との会話は95%以上が日本語でした。どうも最初に彼に「〇〇さん!」と日本語で呼ばれた途端、パブロフの犬よろしく、日本語スイッチが入ってしまったようです。

 せっかく台中まで留学で来ているのに、こりゃいかん!

 

 

 今日はこれまで。