你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

この際まとめて…(3)

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※近所の飲食店街の小路。台中滞在中、私が何度も行き来した場所の一つです。ご覧のとおり、道の両側は駐輪する機車(モーターバイク)で一杯です。
 

 さて、残り少なくなった台湾滞在ですが、頭の隅にひっかかる小さな驚きや疑問や失敗を、まとめておきます。(もう終わりかな…)と思っても、これが、毎日いろいろ新たに出てくるものなんです。 

 

1 洗衣店(洗濯屋) 

 私の住むアパートには洗濯室があり、ランドリーマシーンと乾燥マシーンが並んでいます。私も数日に一度、ここで洗濯物を洗い、晴れていたら部屋のベランダに干します。洗濯料金は量にかかわらず一回60元で、街の洗濯屋に比べると安くありません。

 ここは学生街なので、おのずと洗濯屋が多い界隈です。学生が洗濯カゴを抱えて洗濯屋に向かう風景も、よく見かけます。「洗衣店」、「潔衣坊」などの看板は、すべて洗濯屋です。例えば「自助洗」「乾洗」と書いてあります。日本人ならば、これらの漢字を眺めているうちに、意味が分かるのでは…?

 答え:「自助洗」は、店にまかせず自分で機械を操作するセルフサービス。「乾洗」は、「水洗」と対の言葉で、ドライクリーニング。

 「自助洗」ではなく店に洗濯・乾燥までを依頼する場合は、注意が必要です。日本のクリーニング屋のように、衣料品を持ちこみの時点で念いりに点検・確認することがありません。私は最近、ある洗衣店で洗濯した際、数点の衣料品を無くされてしまいましたが、残念なことに、店には「無くした」という自覚がありません。私も一枚の預かり票を貰っただけでした。これでは点数も確認できません。

 少々高くともアパートで洗う、あるいは「自助洗」を利用するのが、必要な安全コストなのかもしれません。

 

2 台湾人がよく使う言葉(番外編)

 先日、あるデパートで。エスカレータを降りた先で、私が立ち止まっていた中年女性とぶつかりそうになった時、おばさんの口から「ソーリー」。英語の Sorry でした。☜これ、嘘のようなホントの話。

 また、これは若者が面白半分に使う表現ですが、「OMG!」 ☜ Oh My God !

 英語フレーズを使う表現が、台湾では、これからもっと増えるかもしれません。 

 

3  飯館の箸

 高級なレストランをのぞいて、ふつうの飯館(食堂)での話です。

 店の人がやることは、料理を客のテーブルまで運ぶことと後片付け(☜店によっては食器や残飯の片付け場所を指定し、客に自分で片づけさせます)です。客が座って待っていても、注文取りには来ません(☜2019-4-25「飯館 (食堂) 」参照)。また、食事に使う箸やスプーン、飲みものなどは、客が自分でセットします。そのため、食堂の隅には必ず一台予備のテーブルがあって、そこには箸・スプーン、香辛料や調味料、紙ナプキン、冷たい飲料(☜ふつう、少し甘いです)、それに店によっては無料のスープ(無料なので、具材はほとんど無し)、ご飯、コップやお椀などが置いてあります。

 このうちの箸は、店によっては、袋に入った未使用の竹箸(☜台湾には「割り箸」はありません)と、店で洗った箸の二種類が用意されています。そもそもなぜ二種類用意してあるのか、私には謎ですが、使用済みを嫌がる客と環境保護に熱心な客の両方に配慮したのかもしれません。 

 問題はこのうち、店で洗った箸の方です。料理が来るまでの間、見るともなしに周囲を見ていると、一部の客がこれから使う箸を、紙ナプキンできゅっきゅっと拭いています。箸だけでなく、ご飯を盛るお椀まで拭く客もいます。「ご飯がくっついていることがあるから…」と言いますが、それ、ほんとうでしょうか?

 それで私は、思い出しました。かつて読んだ中国語の会話テキストの中に、食堂の場面で、客が「箸を拭く」一文が出てきました。当時(奇妙な場面だなぁ…)と思ったことが、数年後の今、この眼で台湾で目撃できました。

 仮に日本の食堂やレストランで、客がこれをしたら店の人はどうするか…? 日本では客に必ず新しい箸を使わせるので、ありそうにないシチュエーションですが、想像してみると、火花の飛ぶ場面です。

 では台湾では? 仮に店の人がこれを見たら、どう思うのか? 

 どうも思いません。客はみな、よくやっていますから。

 なお、ラ-メンや丼もの、ワンプレート料理を食べるなど、日本人ならば箸一膳で済ませる場面で、台湾人は箸だけでなく必ずスプーン (れんげ) を使います。どうして?  台湾では、ラ-メンどんぶりやプレートを持ちあげて箸で口にかき込むことがマナー違反なので、集めて口に運ぶのにスプーンが便利なのだろうと思います。

 

4 スマホとパワーポイント

 まずはスマホです。私は 今回の台湾滞在の3カ月間、Wi-Fi 接続だけで過ごしました。

 どうだったかと言うと、これは失敗でした。ラインは送受信とも特に問題ありませんでしたが、なぜか Eメールの受信が良くない。 Eメールがなぜか発信から数時間もたってから到着したり、新着問い合わせをして初めて到着したりすることがしょっちゅうでした。入居時に設置したルーターのせいでしょうか? (どうして…!? イライライラ…)という感じ。

 Eメールは、同学どうしで連絡や資料のファイル送付に使うことがあります。リアルタイムで送受信されることが基本条件で、タイミングを逸しては意味がありません。

(後日追記:帰国後も通信状態が悪いためショップで診てもらったところ、チップの故障でした。交換して復活。)

 パワーポイントは、予想したとおり発表時の画像作成に使います(☜但し、老師の指示によれば、パワポの使用は義務ではありません)。私はこれまでの職業生活の中でパワポを使う機会がほとんど無く、このパソコンにもソフトが入っていません。教本を数度学習し、基本操作を練習しましたが、なにしろ使う機会がないので、その都度忘れてしまいます。

 同学の発表を見ていると、パワポを使って、見栄えの良い画像を作っています。(む・む・むっ……)という感じですが、今はどうしようもありません。まったくもって、世代の差を感じさせられます。就職後10年以上たってから職場にワープロが導入された世代と、すでに高校の教科でパワポを教わり、大学のプレゼンに使ってきた世代とでは、比べものになりません。

 私は日本にもどったら、またパワポを練習するのでしょうか……?

 

 

 今日の「この際」はこれで終わり。

 あとがあれば、近く、最後の(4)で。

 

 今日はこれまで。