你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

ビザ申請は「まだ早い」…かな?

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 さて本筋に戻って、学生ビザの申請です。

 ビザは日本語で「入国査証」といい、相手国に入国するときの許可証です。相手国が渡航者に発行します。渡航者が台湾に語学留学する場合に必要なビザが学生ビザ(「語学研修ビザ」とも言います)で、日本では、最寄りの台北駐日代表処に申請して取得します。(画像は、A4版2枚の申請フォームの1枚目)

 

 

1 学生ビザ取得のポイント

(1)ビザのある・無し 〰「ノービザ」という方法もあり

  「ノービザ」とはビザを持たないで入国することです。台湾の場合、①日本人が、②有効期間が3か月以上残ったパスポートを持っているなどを満たせば、ビザ無しで入国し90日間滞在できます。但し、このビザ無し状態では、仮に90日の滞在期間を延長する必要性が生じても、現地で延長することができません。延長したいなら、必ずいったん出国してから、再びノービザで入国するか(また90日です)、あるいは新しくビザを取得して入国するか、いずれかの方法を選択します。

 短期留学の場合で台湾に滞在する期間が90日以内で動かないならば、必ずしも学生ビザを取得する必要はありません。しかし語学学校で2学期以上(つまり半年以上)勉強するつもりなら、延長可能な学生ビザを取得した方が便利でしょう。

(2)停留ビザ ~学生ビザは停留ビザ

 ビザには①停留ビザ、②居留ビザ、③外交ビザなどの種類があります。語学学校に通う目的で留学するときのビザは学生ビザで、その種類は①の停留ビザになります。

(3)シングルビザとマルチプルビザの違い

 同じく学生ビザであっても、シングルとマルチプルから一つ選びます。

①シングルの入国期限(=ビザの有効期間)はビザの発行日から3カ月、マルチプルの入国期限は発行日から6カ月です。ビザに記載してあります。有効期間は延長できません。

②シングルは1回使うか、3か月を過ぎたら役目は終わりです。マルチプルの方は、ビザに記載された入国期限内であれば何回でも使えます。

 入国期限はビザの発行日で決まりますから、有効期間が6カ月あるマルチビザの場合は、どうせならば出発日に近い時期に取得した方が何かと使いでがあると思います。

(4)学生ビザによる滞在期間 ~延長できる

 学生ビザによる滞在期間は90日で、ビザに記載してあります。入国者の滞在期限は、この期間どおりに入国した日から算定されます。(ビザの入国期限=使用期限と、これを使う渡航者の相手国における滞在期限は別モノなので、混同しないよう注意が必要です。留学生の書いたブログを読んでいると、居留ビザに切り替える場合など、なかなか複雑なケースがあります。)

 「90日」は機械的に算定されます。入国の翌日が1日目で、90日目の24時までに出国しないとオーバーステイ突入!です。 

  学生ビザによる滞在期間は90日で、これは(1)にあげた「ノービザ」で入国する場合と同じです。但し、ノービザとの最も大きな違いは、学生ビザは現地で手続きすれば滞在が延長できる点です。

  学生ビザは一回だけ、90日延長することができます。例えば「春学期と夏学期」というふうに継続して180日以上滞在する留学生ならば、現地で学生ビザの延長手続きをします。その後も継続して、つまり続けて181日以上滞在する場合は、別種のビザである居留ビザに切り替えなければなりません。

 (5)語学学校とビザ

 語学学校は、ごく短期の留学を除くと、入学者に学生ビザの取得を勧めています。そして、ビザの手続きは学生が自己管理すべきもの、というのが学校側の基本的な考えです。滞在延長を申請する学生に対しては在学証明書などを発行するほか、翌学期の学費をがっちり前納させますが、それぞれの学生にビザの有無や滞在期限を確かめたりはしません。まぁ、留学生はみんな大人ですからね……。

 以上、一口に「学生ビザがいい」と言っても、留学者一人ひとりの出入国予定や学習計画に応じて、どのように取得するのが一番いいか研究したらいいですね。

 

2 ビザ申請

 学生ビザ申請のフォームと必要資料は、次のとおりです。

 ・申請フォーム:最寄りの台北駐日代表処のサイトにあるフォームに記載し、そのままオンライン申請します。本日の画像にアップした申請フォームは、手もとに残す控えで、申請者はこれと必要資料を持って代表処に行きます。

 このフォーム、「申請者のID」など、どうやって記載するのか分からない点も多いです。申請サイトには説明もありません。そんなときはネットで探してください。親切に教えてくれるサイトがあります。

 ・学校の入学許可証:原本であること。

 なお、すべての語学学校が学生ビザ申請に使える入学許可証を発行するわけではありません。学校を選択するとき、その点も確かめておいてください。

 ・学習計画書:私の場合、華語センターに送付したのと同じ、中国語で書いたもの(A4版1枚)を使います。計画書というより「決意表明!」といった作文ですが、それでも「現在の水準」の部分は比較的詳しく記載しました。

 ・銀行の残高証明書:20万円以上の残高があること

 ・パスポート、顔写真2枚:パスポートは提出するわけではありません。顔写真には、大きさはもちろん、写し方の指定条件があります。素人がテキトーに撮ったものはダメです。

 以上、札幌処の場合、健康診断書や往復航空券は必要ありませんでした。

 

さて、私の申請は、どうするか? 今日はこれまで。