你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

第ニ市場グルメ 弾丸ツアー

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※赤い看板が存在感を見せる、第ニ市場の「山河魯肉飯店」。老舗だけあってスペースも広く、この画像右手にはテーブルが10脚以上並んでいます。市場のこの辺は、いくつもの飯館が並ぶ食堂街です。

 

 さて今日は、第ニ市場の定評あるグルメ2品を食べに行ってきたことをレポートしましょう。

 

 取り上げた先日のブログ(☜ 2019-04-13 )でふれたように、台中第ニ市場は、買い物をする場所であるのみならず、庶民派のグルメ街でもあります。

 私は北海道からやって来る訪問客をガイドすべく、一度は下見に、二度目は訪問客を連れて現場に行ったのですが、食事は別の場所で予定していたために、「〇〇がおいしい×××の店」という類の情報は、全然押さえていませんでした(☜結果にふれておくと、実はガイドの当日、トラブルや満席のために事前に予定した某中華料理店では食事ができませんでした。後で(一食だけは、第ニ市場で食べるのが良かったかも…)と思ったりしましたね。まぁ、市場なので、落ち着いて食べる場所ではありませんが。台中を観光ガイドする機会がありそうな方は、参考にして下さい)。

 ところが、滞在期間も残り少なくなってきた最近、北海道から「帰国前に台中で、これだけは見ておいたらどうでしょう?」という推薦リストが来ました。

 どうやって選んだのは定かでありませんが、5件ほどが挙がったこのリストのうち、私自身も「そうだ、今のうちに行っておこう!」と思ったのが、①第ニ市場内にある魯肉飯の名店「山河魯肉飯店」と、②かつての銀行の建物をリノベーションしたスイーツの店「第四信用合作社」です。

 そこで①に行くための下調べとして、第ニ市場のグルメ情報を探すと、あるサイトが第ニ市場の「3大グルメ店」を取り上げていました。一つは、上記「見ておけ」リストにも挙がっていた「山河魯肉飯店」。二つ目は、乾意麺が美味しい「福州意麺老店」。三つ目は、菜頭果と糕腸と蛋のセットが美味しい「王記菜頭果糯米腸」(☜これ、複雑怪奇な店名ですが、後半は商品名を並べているのです)ということでした。

(ではこの際、頑張って3大グルメを一挙制覇するか……?)などと思ったりもします。そんなことはできるのでしょうか? 問題は胃袋です。

 ②は第ニ市場から台中駅に向かう途中にあり、市場からは、歩いても15分程度でしょう。第ニ市場と組み合わせて行ける距離にあります。

 (じゃ、今度の土曜日にでも行こうかな…)

 

 と思っていたのですが、土曜日は土曜日です。気が変わって、早めに授業が終わる金曜日の本日10日、午後から行ってきました。

 バスの中は冷房がありますが、降りるとやや暑い日でした。1時間以上かかる行程の車内(☜市場まで行くのに理想的な路線のバスが、なかなか来ないのです。しびれをきらして、少々遠回りの路線に乗りました)は、下校する大学生、 高校生、中学生が、交互に乗ったり降りたり。窓から見える台中の街は、どこも人、人、人です。車道のわきは、蠅のようにうるさく飛び回る機車(モーターバイク)で一杯。バスは発車しては停まり、発車しては停まり、停留所は一、ニ分間隔で次々に現れます。こうした混雑と混乱 (?) のなかを、ぐいぐいと走っていく台中のバス運転手の運転技術は、たいしたものです

 

 街なかは、25℃以上ある感じでした。そのなかで熱いものを食べるのですから、どうしても暑くなるのですな。

 で、やはり第ニ市場3大グルメの一挙制覇は無理でした。しかし、2大グルメは体験してきました。

 

 本日の訪問先の印象をまとめますと:

(1)まずは「山河魯肉飯店」の魯肉飯。美味しいです。自信をもって勧められます。魯肉飯だけでなく、副采も美味です。また、この店は、ご飯も美味しいです。但し、ここの魯肉は豚肉を厚くカットしたもので、脂身 (あぶらみ) 部分もけっこうな厚さです。おいしいのですが、脂が苦手な人は残すしかありません(☜近く画像をアップします。乞うご期待!)。

 朝早くから営業しますが、午後は早めに閉店するようです。晩ご飯を食べるのは無理です。行ったらもう終ってた…ということはないように。

(2)続いて、「福州意麺老店」の乾意麺と総合魚丸湯。価格は良心的な安さです。麺はつるつると舌触りよく、からめるタレも独特なこくがあります。スープに浮かぶのは、3種の魚すり身ボール。店内の食事スペースがクローズすると、店先の通路に並ぶテーブルで食べます。

(3)最後の「王記菜頭果糯米腸」も、客が途絶えることなく繁盛していました。しかし、私の食欲は「もう結構」段階なので、残念ながら食べずに去りました。

ーー(2)と(3)は、市場内の位置もごく近くです。(1)は逆方向で少し離れますが、いずれにしても市場内なので、距離は知れています。

ーー(1)の場所が分からず、店先に座って弁当を食べていたお姉さんに訊ねたところ、食事を中断し ( ! ) 、先に立って現場まで案内してくれました。別の機会にも、似たようなことがありましたね。こうしたとき、台湾人は気さくで実に親切です。

(4)「第四信用合作社」は、先日のブログ(☜ 2019-04-13 ブログ)で紹介した「宮原眼科」と経営主体が同じで、いわば姉妹店です。店内の雰囲気も似ています。宮原眼科からは200メートルほどと、近い位置にあります。

 店の統一テーマはスイーツです。どんなスイーツかと言えば、アイスクリーム、ワッフル、氷水に分かれます。特にアイスクリームは種類も豊富で、50種類以上揃えています。そのほか、みやげものも販売しています。現場で短い時間観察した限り、一番人気は、やはりアイスクリームのようです。

 この店は、内装にこだわりを持っています。特に、二階席のデザインとインテリアは素晴らしいものです。青い光が印象的な空間で、まるで自分が水族館の暗い水槽で魚になったような気分にさせてくれます。この店に来たからには、ここを見逃す手はありません。

 ただし、一つ疑問な点があります。私が立ち寄った時間帯、一階はほぼ満席でしたが、二階には客を入れていませんでした。(修理中…?)などと不思議に思って従業員の小姐に訊ねると、「一階が満席になってから二階にも入れる」との返事でした。 店の管理方針のようです。どうしてこうするか? みなさん、お分かりでしょうか?

 店にもいろいろ事情があるのでしょうが、二階席の素晴らしいデザインとインテリアを考えると、客にとって、これはとても残念なことではないかと思いました。

 以上でした。

 

 

 

 というわけで、本日は思いつきの弾丸ツアーを実施しました。

 今日はこれまで。