你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

鶏の足下の小薯

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※画像は巨大な鶏(にわとり)と小さめの薯(いも)です。ほら、中国のかたちはなんとなく鶏に似て、台湾のかたちは薯ー特にさつまいもーにそっくりです。☜「絵を描く」アプリをいじってみたものの、マウスで描くのはなかなかむずかしいです。やはり、iPADが無いと無理かも…。

 

 さて今日はちょっと寄り道をして、台湾をめぐるホットなニュースを紹介します。

 このブログは、語学留学という私の個人的な体験を楽しく(?)報告することが目的なのですが、年明け早々のこのところ、台湾をめぐって気になる発言が相次いで報道されています。たぶん今回だけになると思いますが、今回だけは政治の世界のことにふれることにします。

 

 

 年が明けた2日、中国の習近平国家主席が演説し、まとまったかたちでの台湾政策を初めて公表しました。その要点は

①祖国統一は歴史の大勢。先送りできない。

②統一にむけて、武力使用も排除しない。

③統一後は、自治を認める一国二制度を採用する。

 おりしも中国は昨年12月、改革開放40周年を迎えました。この間の驚異的な経済成長をバックに今や超大国(スーパーパワー)となった中国が、今の時点で新しい台湾政策を公表することは、大いなる必然であるのかもしれません。まったく、

  中国已经不是当年的中国了(中国は昔の中国ならず)。

です。これに対して台湾側では、さっそく蔡総統が「一国二制度反対」の談話を発表したほか、馬国民党党首や李登輝氏からも反応がありました。  

 しかし、習近平主席のこの政策、どうなんでしょうか。一口に「祖国統一」といっても、先に返還が実現した香港と台湾では、それぞれの歴史的な経緯が大きく違います。また、台湾は「人民解放」が必要な地域でもありません。結局、私が言えることは、次の一言だけです。

 台湾の未来は台湾に住む人々が決めるべきで、その決定は尊重されるべきだ。

 

 今日はこれまでだ。