你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

一時帰国

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※高鉄台中駅に、7時25分発列車が到着。スーツケースを抱えて乗り込むのは、フィリピンのお姉さんです。高速鉄道と言っても、みんな、いたってカジュアルな格好で利用します。

 

 さて、一時帰国して戻りました。

 当初は予定していなかった帰国であり、2泊3日と、ごく短い日程だったので、「片づける」といった感じの旅行でした。

 今回の私の一時帰国は、ビザラン、つまりビザを持たない入国者がオーバーステイを避けるためにいったん出国し、再度入国して90日の滞在許可を得る方法です。

 今日のブログは、この旅行を地味にまとめました。

 

 朝6時にタクシーで、高鉄台中駅に向かいました。

   結論:早朝という時間、私の住む地区から駅までの経路を考慮すると、移動にはタクシーが大正解です。

 「叫計程車」(タクシーを呼ぶ)には、台湾の 7-ELEVEN ならどこでも置いてある、多用途パソコン『i bon (アイボン) 』を使います。画面の指示に従ってタッチ入力していくと、最後に車のナンバーを記入した用紙が出てくるので保管します。このナンバーの車が配車されます。すぐに来ます。実際、私が店の前に出ると同時に、目の前に黄色い車が到着しました。

 一つだけ注意が必要です。申込み者は、台湾で通常の使用ができるスマホを持っていることが必要です。申込みの中途で、スマホ番号の記載を求められるからです。日本でしか使えないスマホ番号では、入力を拒否されて進みません(☜しかし、記入したスマホ番号に、確認のコールバックが来るわけではありません。タクシーの運転者が、乗り込んだ乗客に「スマホを見せろ」と言うこともありません。ですから、通常使用できるスマホを持っていない人は、少し工夫してください。要は、使えるスマホが一台、実在すればいいわけです)。

 私の住む地区から高鉄台中駅までは、すぐに入ることができる高速道路が通っています。タクシーに乗りこんで私が「時間はどのくらい?」と聞くと、運転手の答えは「10分」。ほんとうに10分で台中駅に到着しました。早っ!  到着が早すぎて、1時間以上駅で待ちました。路線バスに乗ってやって来た先日の事前調査が、嘘のようなスピードです。

  日本製の缶コーヒーと地元産のバナナ1本で朝食。台湾のバナナは、甘みが強く、おいしいです。私の世代は子供のころ、バナナを食べるのはせいぜい年に数回という世代なので、今でもバナナには思い入れがありますな。

 

 台湾の高速鉄道は日本の新幹線技術を使ったそうで、乗り心地も車両の内部も、日本の新幹線と同じです。台中から桃園までは40分程度で、途中の停車駅は苗栗、新竹だけ。私が乗った全席指定の車両は、最初、三分の一も埋まっていませんでしたが、新竹でほぼ満席となりました。車内は冷房が効いて、やや寒い感じ。高鉄桃園駅で降りて、今度はMRTに載り換え。改札は、台中でいつも使っているICカードを使用。MRTは新しくて軽快ですが、またもや冷房が効きすぎてやや寒し。台湾の交通機関は、なぜこれほど冷房を効かせるのでしょうか。20分で桃園空港第一ターミナルに到着。まだ8時40分。昼の出発まで、3時間以上あります…。

 機内食を食べる予定がないので、ビルの地下に降り、3月にも利用した新東陽で「肉羹麵線」(肉入りあんかけソーメン) を注文。あっと言う間に出てきましたが、食べてみると加熱が不十分でぬるめでした。猫舌の私を考慮してくれたのでしょうか。まさか…。

 出発ロビーに戻って見渡すと、広く大きなフロアーの、何列にも並ぶ航空会社のチェックインカウンターの、あちこちで乗客の列ができては消え、できては消えていきます。清明節を利用して海外旅行する台湾人、台湾に観光に来た日本人の団体、パラパラ散見する欧米人、などなど。 

 

 さて、北海道と往復する飛行機は、往復とも満席でした。LCC健在です。私の座席の周囲はすべて中国人。この便には、台湾で降りる (乗った) 人以外に、トランジットでシンガポールまで行く (から来た) 人も乗りこんでいます。

 私は、この航空会社が目的地に到着後、いつも機内で流す曲が好きです。歌い手は、たぶんアメリカのポップスグループでしょう。ネットで探しましたが、会社も時折この機内曲を変えるらしく、私のお気に入りは探し出せません。そのうちにぜひ、探し出します。

 もう一点。この航空会社は、私が2月に来たときに乗った会社と同じなので、北海道でチェックインする際には、やはり帰国予定を訊かれました。(☜スマホに来ている予約確認メールを、実際に見せる必要があります。)

 

  一月ぶりの北海道は、日陰の雪がもう少しで消えそうでした。

 

 さあ、ここまで来ると、あとは台中への戻り道だけです。

 帰り便の桃園空港到着予定は、22時35分。もう十分に夜中です。その後台中まで戻るのに、高鉄に乗るなら桃園駅発が23時20分。バスに乗るなら、空港から出る最終バスが23時35分。さて、どうするか…。飛行機の到着時間は、数十分動いても普通のことです。入国審査があるので、中からすぐ出られるわけではありません。高鉄は乗れば速いですが、空港からは MRT の移動時間をみなければなりません。私としては、(使うのは、たぶん空港ビルの足下のバスだな…。そして仮にバスに乗り遅れたら、空港に泊って、翌朝の高鉄に乗ろう…)と。

 そういうわけで今回、私は寝袋を持参して持ち歩いたのですが、幸い、使わずに済みました。というのも、その日の飛行機の桃園着陸が22時40分。駐機場まで移動し、降りて入国検査を終えて税関を出ると、すでに23時15分でした。高鉄の利用は、もちろんアウト。1階のバス乗り場に急ぎ、台中までの切符を購入すると、なんと、バス会社が0時過ぎにもう1便を用意していることがわかりました。飛行機の到着時間に合わせて、最終便の出発時間を調整しているようです。知っていれば、あせる必要はなかったのですが…。

 結局出発まで、ずいぶん待ちました。このバスには私を含めて10数人が乗り込み、バスは高速道路をひた走って深夜2時前、台中市内に到着しました。 

 

 このルートを踏むのは今回が初めてなので、行き行程の待ち時間が長すぎましたが、まぁ、間に合わないよりマシということで…。ひとまずは、無事の帰還でした。

 今後は、約2か月の滞在となります。

 

 

 今日はここまでだ。