你好!台中 ~ にいはお!たいちゅう ~留学記

70まじか、ものずきシニアの台湾台中留学生活

「さまよえる中級者」 ……ソレ、わたしです!

さて今日は、このブログを書いている私の中国語学習歴です。

 

 我々中国語学習者の強い味方、相原茂氏が、次のように書いています。

『中国語には「さまよえる中級者」がいる。

 学び始めてもう数年になる。だから入門者ではないし、初級者でもない。しかし胸を張って上級者ともいえない。

 

 文法はあらかた知っている。発音もまあまあだ。しかしなかなか中級のレベルから脱出できない。』(『中国語コロケーション999』(朝日出版社)「はじめに」より)

 これを読んだとき、「なんと!これは私だ!」と激しく頷ずく私がいました。

 

 私の中国語の学習歴をたどると、2011年春から取りかかって、最初の数か月は自宅でCDを聴きながら、ラジオ講座を聴きながら、ごそごそと独学していました。そんなある日、新聞の地元のまち情報を見ていた妻が

 「中国語講座で人を募集してるって。行ってみたら?」。

この一言がきっかけで週一回の講座通いを始め、これは今でも続けています。

 

 退職後に始めた趣味ではあるものの、私は中国語学習を、できるだけ効率的に、スピード感をもって進めようと思っていました。そこで自分の実力の成長ぶりを知る目安として、中国語の実力判定試験も受けてみました。

 中国語検定試験(=中検)の3級はさほど難しくなく、勉強を始めた翌年の2012年、初挑戦でパスしました。苦労したのは2級です。中検の試験はリスニングと筆記試験に分かれて行われ、合計点がいくら良くても、いずれかの部門の成績が合格ライン(2級の場合は70%)に達していなければ不合格です。私は2回目の挑戦から、筆記試験の成績は安定して合格ラインを越えましたが、一方のリスニングの成績がその後も伸びません。結局、4回目の挑戦でようやくリスニングをクリアーし、合格することができました。

 それが2014年。あれからもう4年。

 私の「さまよえる中級者」状態が、視界不良のまま続いているのです。

 

 ところで語学の実力判定試験は、私は受けないより受けた方がいいと思っています。確かに級を上るにつれて難しくなりますが、大学入学試験や就職試験と違って、受験期間の指定や年齢制限はありません。やる気があれば、何度でも受けられます。受験を励みに学習する、のも一つのやり方です。

 「試験の合否は実力を正しく反映しているのか?」という声も聞きます。試験が限られた時間と限られた形式でやる(4技能のうち、話す能力の判定はふつう、無理です)以上、実力がないのにラッキーに合格したり、実力があるにもかかわらずアンラッキーに合格しないことはあるでしょうが、そんなことはたいした問題ではありません。そもそも瞬間風速で合格・不合格が決まるということは、受験者の実力が安定していないことを反映しています。勉強を続けて、ギリ合格ではなく余裕をもって合格できる水準をめざすしかありません。

 要は、判定試験の合否は通過点なのです。いったん通過したら、次のコーナーに目を向けるべきです。

 それにしても、受験料が高い。HSK(汉语水平考试)も高い。もっと安くならないものか。 

 

 

 大みそか。えっ!? 明日は来年? 私の来年はどうなる?

 今日はこんなところで。